自社製品詰め合わせ系の優待は名目価値が高く見えるが、実際の家計への貢献度は低い。本記事ではBランク優待の実態を数字で暴き、保有すべきか否かを判定する。
自社製品優待がBランクである理由
本サイトでは自社製品・カタログギフト・サプリ・化粧品等をBランク(実質価値20%)と定義している。理由は3つだ。
換金性が低い。 フリマアプリでの売却は可能だが、送料・手数料・手間を考慮すると実質的な回収率は20%前後が現実だ。
嗜好性が高い。 必要としない株主には価値がほぼゼロだ。
転売禁止の場合がある。 転売禁止が明記された優待は換金手段が完全に失われる。
Bランク銘柄・実質利回りランキング
1位:北の達人コーポ(2930)
- 優待内容:自社商品4,000円相当
- 実質価値:800円(20%)
- 配当利回り:2.57%
- 総合実質利回り:8.45%
配当利回りが高く、Bランク銘柄の中では最も実用的だ。自社商品に興味があれば名目価値をフルに享受できる。
2位:明治HD(2269)
- 優待内容:自社製品詰め合わせ
- 実質価値:推定600円(20%)
- 配当利回り:2.9%
- 総合実質利回り:3.07%
チョコレート・乳製品等の詰め合わせだ。日常的に使う食品のため他の自社製品優待より実用性は高いが、Bランク評価は変わらない。
3位:カゴメ(2811)
- 優待内容:自社製品詰め合わせ
- 実質価値:推定400円(20%)
- 配当利回り:1.1%
- 総合実質利回り:1.22%
トマトジュース・野菜ジュース等の詰め合わせだ。日常的に使う食品だが、株価に対して優待実質価値が低い。
4位:味の素(2802)
- 優待内容:自社製品詰め合わせ
- 実質価値:推定400円(20%)
- 配当利回り:1.4%
- 総合実質利回り:1.47%
調味料・食品の詰め合わせだ。日常的に使う商品のため実用性はあるが、株価が高く優待利回りは低水準だ。
5位:ライオン(4912)
- 優待内容:自社製品詰め合わせ
- 実質価値:推定300円(20%)
- 配当利回り:2%
- 総合実質利回り:2.02%
洗剤・歯ブラシ等の日用品詰め合わせだ。生活必需品のため実用性は高いが、換金性は低い。
メルカリで売るといくらになるか
自社製品優待をメルカリで売った場合の現実的な回収率は以下の通りだ。
| 優待の種類 | 名目価値 | メルカリ売却額 | 実質回収率 |
|---|---|---|---|
| 食品詰め合わせ | 3,000円 | 500〜800円 | 17〜27% |
| サプリ・化粧品 | 5,000円 | 500〜1,000円 | 10〜20% |
| カタログギフト | 3,000円 | 400〜600円 | 13〜20% |
本サイトのBランク評価(実質価値20%)はこの現実に基づいている。
対策:Bランク優待とどう付き合うか
Bランク優待を保有する合理的な理由は2つだ。
自社商品を実際に使う場合。 明治・カゴメ・ライオン等の商品を日常的に購入しているなら、優待分がそのまま節約になる。
配当利回りが高い場合。 北の達人コーポのように配当利回りが高ければ、優待はボーナス的な位置づけで保有できる。
どちらも該当しない場合は、同じ投資額でSランク・Aランク銘柄を選ぶ方が合理的だ。
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