ライオン(4912)は、洗剤・歯ブラシ・歯磨き粉等の日用品を手掛ける大手メーカーだ。株主優待として自社製品詰め合わせを提供している。本記事では、この優待の実質価値と優待廃止リスクを独自基準で徹底評価する。
1. 優待内容の概要
100株以上保有で、ライオンの自社製品詰め合わせ(1,500円相当)を年1回受け取れる。洗剤・歯ブラシ・歯磨き粉・ハンドソープ等が含まれる。権利確定月は12月。
2. 実質価値の解析
- 名目価値:1,500円
- 実質価値:1,500円×0.20=300円(Bランク)
- 乖離:1,200円(80%)
自社製品詰め合わせは嗜好性が高く、必要としない株主には価値が低い。フリマアプリでの売却も可能だが、送料・手数料を差し引くと回収率は20%前後が現実だ。
3. 判定理由
換金性:低い。フリマアプリでの買取率は20%前後。汎用性:ライオン製品を日常的に購入している株主には実用的だが、そうでない株主には価値が低い。生活貢献度:洗剤・歯ブラシ等の日用品のため実用性はあるが限定的。二次流通需要:低い。追加支出:不要。
以上の観点から、Bランク(実質価値20%)と判定する。
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4. 優待廃止リスクの検証
ライオンの優待廃止リスクは低〜中程度と評価する。理由は以下の通りだ。
自社製品詰め合わせは企業にとってコストが低い。市場価格より原価が低いため、優待コストが利益を大きく圧迫しにくい構造だ。
ただし株主数が増加すると優待コストが膨らむリスクはある。業績悪化時には廃止・縮小の可能性がある点は常に意識しておくべきだ。
5. 実質利回りの算出
- 配当利回り:2%
- 優待実質利回り:300円÷135,000円≒0.22%
- 総合実質利回り:約2.22%
※2026年3月時点の株価をもとに算出。最新情報は各社IRページをご確認ください。
6. 結論
実利重視の投資家にとって、ライオン(4912)は配当目的での保有が正しい判断だ。優待の実質価値は300円にすぎず、優待目的での保有には向かない。配当利回り2%を主軸に評価すべき銘柄だ。ライオン製品を日常的に購入している家庭であれば、優待の恩恵を最大限享受できる。
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