株主優待は突然廃止されるリスクがある。オリックスが2024年に優待を廃止したことは記憶に新しい。本記事では優待廃止リスクを最小化しながら、配当と優待の両方で実質リターンを最大化できる永久保有候補を厳選する。
優待廃止リスクが高い銘柄の特徴
以下の特徴を持つ銘柄は優待廃止リスクが高い。
配当がゼロで優待のみの銘柄。 業績悪化時に真っ先に廃止される。
自社サービスの割引券のみの銘柄。 業績悪化とサービス縮小が連動しやすい。
優待コストが利益を圧迫している銘柄。 株主数が増えるほど優待コストが膨らむ。
永久保有候補の選定基準
以下の条件を全て満たす銘柄を対象とした。
- 配当利回り3%以上
- 優待ランクSまたはA
- 業績が安定している大手企業
- 優待内容が長期間変わっていない
永久保有候補5選
1位:全国保証(7164)
- 優待内容:QUOカード5,000円
- 実質価値:5,000円(Sランク)
- 配当利回り:3.2%
- 総合実質利回り:4.06%
住宅ローン保証の最大手だ。業績が安定しており、優待・配当ともに長期継続の実績がある。QUOカードという現金同等物の優待は廃止しにくい構造だ。
2位:日産東京販売(8291)
- 優待内容:QUOカード1,000円
- 実質価値:1,000円(Sランク)
- 配当利回り:4.9%
- 総合実質利回り:6.72%
配当利回り4.9%という高水準が最大の強みだ。QUOカード優待は少額のため廃止リスクも低い。配当主体で保有しながら優待をボーナスとして受け取る戦略が最適だ。
3位:テイ・エス テック(7313)
- 優待内容:QUOカード500円
- 実質価値:500円(Sランク)
- 配当利回り:4.2%
- 総合実質利回り:4.47%
ホンダ系自動車部品メーカーだ。業績が安定しており配当利回り4.2%が魅力だ。優待のQUOカードは500円と少額のため廃止リスクは極めて低い。
4位:イオン(8267)
- 優待内容:買物金額の3%現金返金
- 実質価値:利用額次第(Sランク)
- 配当利回り:1.1%
- 総合実質利回り:1.9%以上
国内最大の小売グループだ。オーナーズカードによる現金返金制度は長期間継続されており、廃止リスクは業界最低水準だ。イオンを日常的に利用する家庭には永久保有に値する。
5位:進学会HD(9760)
- 優待内容:QUOカード500円
- 実質価値:500円(Sランク)
- 配当利回り:4.5%
- 総合実質利回り:6.06%
学習塾運営企業だ。配当利回り4.5%という高水準に加え、32,000円という低い投資額で始められる。少額から永久保有戦略を実践したい投資家に最適だ。
廃止リスクが高い銘柄の実例
スプレッドシートの中にも廃止・変更リスクの高い銘柄が複数ある。
**オリックス(8591)**はすでに優待廃止済みだ。配当利回り3.8%のみで判断する必要がある。
**ファンケル(4921)**はTOBにより上場廃止の可能性がある。保有には注意が必要だ。
**サムティHD(3244)**も上場廃止注意の銘柄だ。
まとめ
永久保有に値する銘柄の条件は「高配当+Sランク優待+業績安定」の3点だ。この条件を満たす銘柄は多くないが、全国保証・日産東京販売・進学会HDはその条件を満たす数少ない銘柄だ。
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